仕組み

PDCAよりスピード感もって対応できる新しいPDCAとは?

雪の結晶(ピンク)

PDCAを回しているのに結果が出ない…

時間に追われているような感じしかしない…

そんな悩みはないでしょうか?

そこで、PDCAの問題点と改善策となる新しいPDCAについてご紹介いたします。

■従来のPDCAではスピード感が追い付かない!!


品質管理の世界だけではなく、多くの企業ではPDCAサイクルを回して仕事の改善や問題・課題の解決を進めるように指導されてきました。

これは量にものを生産する時代、作業をする人であふれている時代、時間に余裕がある時代にはマッチした考え方であると私は思っています。

しかし、今のご時世はそんな状況ではない。

むしろ小ロット(注文が少ない)、人手が不足している、すぐに商品が欲しいというお客様の注文に応えなければならないといった時間に余裕がない、ないない尽くしの中でスピードの要求がより一層高まっていて、スピード感に悩んでいるのが実情だと思います。

そんな中で、PDCAの考え方だけは逆行している。

時代錯誤が起こっているのです。


■PDCAとは??


簡単にPDCAについて説明させていただきます。

  • P:Plan(計画を立てる)
  • D:Do(計画を実行する)
  • C:Check(実施したことが計画どおりか確認する)
  • A:Action(結果が計画に沿っていない部分を改善する)

これらの頭文字をとって名付けられたものです。

P(計画)から順番に回していき、A(改善)が終わり1周したら、次のPDCAにつなげて螺旋階段のように1周するごとにレベルを上げて継続して改善を実施していくことです。

戦後の高度経済成長期に入るころに、デミングさんという方が持ち込んだ手法だそうです。


■PDCAのPに弱点がある!


それは、サイクルの最初にある「P:計画」に時間を要しているという点です。

「計画八割」という言葉がありますが、それを忠実に実行しているのがPDCAサイクルなのです。

確かに計画が立派にできていれば成果上がるでしょうが、そこまで待っていることができるのでしょうか??

時間は刻々と流れていますので、そんな悠長に考えている暇はない!

時代はスピード感が要求されているのです。


■まずは実行が重要!!


その考えに立つと、最初は「D」

つまり実行することから始めることが大事なのです。

実行することで、それが良いことなのかどうかもわかります。良い結果が得られなければ、その方法の何が問題だったのかを振り返って(確認:Check)、それをカイゼン(Action)して次のステップにつなげていく(Plan)。

Dから始めるPDCA!!これが新しいPDCAの謎解きです。

実行なくして結果なし!計画に多くの時間を割くのは時間というコストをかけてるだけでもったいない話だと思います。


■すでにやっているから実行できる!


実行の前にやっていること、それは、見る・理解することです。

改めて言うと難しいことを言っている・・・といわれるかもしれませんが、実生活でやっていることなのです。

ファーストコンタクト(最初の接触)は見ることから始まりますよね。それで十分なのです。

なぜなら、すでに経験や知識として持っていることがあること、そして、現地・現物・現実・原理・原則の5ゲン主義によって知り得た知見があること、それを基にすでに理解するという動作がなされているからです。

その情報を基に、まずは実行することが最も大切です。

実行することで得られる事の方が圧倒的に多いのです。


■実行なくして未来なし!


PDCAとは・・・なんて理屈は一切必要なし!

新しいPDCAは実行が大事!!これならすぐに実践できます。

実践あるのみです!!

この方法良さそうだなと考えている、感じているのなら、それは間違いなく良い方法です。

なぜなら、貴方の見てきたこと経験してきたことが裏付けとなって得た結果だからです。

だからこそ迷わず、まず実行してみましょう。

迷っている時間がもったいないですよ。

実行すれば必ず前進して道は広がり、本質である利益貢献(儲け)へと近づきます。

実行なくして未来なし!!

貴方の利益貢献する(儲ける)未来はあなたのその実行にかかっています。

迷わずに大きな一歩を踏み出しましょう!!